ボクシング独り言

語る相手がいないぼっちボクオタがボクサーやボクシングの試合について一人で語るブログです。

井上尚弥VSジェイソン・マロニー 7RKOでモンスターがラスベガス勝利を飾る 格の差を見せつけるも好試合に 

アメリカ自国の10月31日のハロウェンにモンスターこと井上尚弥選手の4度目の防衛戦が行われました。また井上選手にとっては2度目の本場アメリカでの試合で本人も塩試合ではなく派手なKOで勝利したいと意気込んでいました。

対戦相手はオーストラリアのジェイソン・マロニー選手。井上選手同様のオールラウンダーな選手で井上選手がWBSS準決勝で対戦したエマヌエル・ロドリゲス選手との対戦経験もある選手です。ロドリゲス戦手には僅差の判定負けだったもののギリギリまで追い詰めたため世界チャンピオンクラスはあるのではないか?といわれています。

試合前の予想ではほぼ大半が井上選手の序盤でのKOもしくはタフネスそうなマロニー選手が結構粘るのではないかといわれていましたがマロニー選手が勝利するという声はほとんど聞きませんでした。僕も前予想の内容を前に書いていてマロニー選手のストロングポイントなどについて語りましたが結局最後は井上選手が規格外すぎて厳しいかなという意見に落ち着きました。

なぜよりにもよって時間が被るのか 別々の日に見てそれぞれ余韻に浸りたかった

この日って大きい興行が3つあってそれぞれのメインカードがウシクVSチゾラ、サンタクルスVSデービス、そして井上VSマロニー。ウシクVSチゾラはロンドンで行われたため時間が被ることはなかったのですがほか二つは地域が違うといっても同じアメリカ。せめてメインカードが被ってくれるなよと思っていたのもつかの間井上選手の試合が2Rぐらい終わったタイミングでサンタクルス選手が入場。恐れていたことに二つの試合がもろ被りしてしまったのです。

それでどっちを選ぶか迷っていたのですが正直デービスVSサンタクルスは階級差的にサンタクルス選手に希望が見えずそれだったらと井上VSマロニーを選んだ次第です。ただあとでデービスVSサンタクルスを見ましたがサンタクルス選手勇敢でしたね。正直あんなに打ち合ってくれるとは夢にも思ってませんでした。まぁこの試合の感想は長くなるのでまた次のブログに。

如実に出た実力差 井上はなんでもできるけどやはり大きなブ区はジャブとカウンター

試合展開としては7Rの試合終了までずっと井上選手がマロニー選手を支配し続けた感じでした。おそらくこの両者はどちらもオールラウンダーという点では似ているので逆に差がわかりやすく出ますよね。ジャブやカウンターの能力値にはだいぶ差がありました。ただマロニー選手も全く何もできなかったというようには見えませんでした。できる限りのことをしたがすべて井上選手に上からねじ伏せられたという感じで。

思い返せばバンタム級でのここ直近の井上選手の試合はすぐ終わってしまったりトラブルで本来のファイトスタイルができなかったりで井上選手の標準的なファイトを見れてなかった気がしました。ただ今回はそういうことはなかったので井上選手も本来のジャブとカウンターを使いじっくり中間距離で戦うスタイルを見れました。そうこの中間距離の攻防は井上選手が最も力を発揮できるもので強いジャブで相手にダメージを与えポイントを奪う。状況を変えようと下手にパンチを放った相手には左右のカウンターが炸裂し余計相手は前に出てこれなくなったり試合が終わってしまうこともある。今回はマロニー選手がタフでしっかりガードをあげてよくブロックしていたもののそのガードの上からでも体がよろめくのを見る限り相当な破壊力ですね。

あと毎度のことですがジャブがえぐいですよね。明らかにガードの上からでも威力ありますし相手が少しでもガードが緩んだタイミングで放つためきれいに顔に当たる。これを続けられると相手はなかなか前進することができなくなります。マロニー選手は相当井上選手を研究していたと思いますが試合を見る限り井上選手のジャブを攻略する方法は見つけられなかったように見えます。ジャブが当たるから良いリズムができてしまい、ポイントを奪われ、注意を向けてしまうとほかのビッグパンチが飛んでくる。井上選手を倒せる選手が仮にいるとしたらこのジャブを当てさせないor打たせないことが出来る選手かなと思います。ただ周辺ではリゴンドー選手ぐらいしか思い浮かびません。

負けはしたもののマロニーもナイスファイトだった

僕はこの試合をマロニー選手目線で見ていました。というより何ならマロニー選手応援していましたね。決して井上選手が嫌いというわけでなく単純にマロニー選手の下馬評最悪でもここまで勝利を渇望できる姿勢が好きだからです。ただ試合前予想の時に書いた通り井上選手に勝つのは相当難しいかなと思ってました。王座経験がないもののおそらくチャンピオンクラスはあるマロニー選手ですがどうしてもオールラウンダータイプで井上選手と比較したときにスピード差だったりパンチパワー差がネックとなります。そこで僕はマロニー選手が勝つには近距離でのインファイトがいいのではないかと考えていました。前回のブログ内で書いたように井上選手の近距離戦は意外にベールに包まれているのかなと思っています。おそらく河野戦手よりはフィジカルで分があるマロニー選手がインファイトで優位に立てれば何か起きるかなと思ってましたが試合前の井上選手の連続ボディ打ちを見て近距離に行ったらこれが待っているのか、、、、、とさらに難易度が増した感じです。そもそも近距離に持ち込むのが難しいのにあんなボディ打ちを持ってるなんて反則だろと意味不明ないちゃもんをつけたくなりました(笑)

実際の試合展開ですがやはりマロニー選手は距離をつぶすのに苦労していた印象です。序盤は結構頭をくっつけたボディを打っていこうという姿勢が見られましたが試合が進むとともにアウトボクシング気味に。ジャブがト左右のフックが強すぎて前に出てこれなくなっていました。ただ意外に井上選手が距離を詰めたときに逆にマロニー選手がショートのパンチを井上選手に当てていたのがよかったです。もちろんショートパンチなので威力的に井上選手の前進が止まるわけではないですが、ただガードをあげて逃げ回って判定まで持ち込もうというものではなく何とか有効打を奪っていこうという姿勢が感じられました。

絶妙なタイミングの右ストレートで試合終了 てかTKOではなくKOって久しぶり 気になった点

マロニー選手がインファイトではなく足を使い打つタイミングを狙っていたところふと出したマロニー選手のしゃぶに対して井上選手の渾身の右ストレートが炸裂!当然威力もあると思いまうすがそれ以上にここというタイミングでのパンチはきれいでしたね。見事なフィニッシュでしたがちょっと個人的に気になったところは井上選手がR開始の直後に足をたたいてたところでした。本人はのちのインタビューで足に違和感を感じたからといっていましてそれが脱水症状によるものなのかな?という懸念がありました。減量がきついスーパーフライ級でもよく脱水症状の影響で井上選手は足をつっていました。もしこの不調が大きくなるようでしたら階級アップも視野に入ってきますが井上選手はバンタムが一番適正に見えるのでできればもう少しとどまってほしいですね。スーパーバンタムよりはバンタムの方が空いても豊富ですし。ジョー小泉さんが階級あげるのは慎重にっていたのはほんとその通りで、体重が落とせないからあげようっていうのと上の階級の体を作ってあげることは全く違いますからね。何が恐ろしいかってスーパーバンタムでもし仮に適正じゃなくてパワーが発揮できなくてやっぱ適性がバンタムってなったときにもうバンタムに落とせないってことですから。

次戦はカシメロorドネア、ウバーリの勝者 いやいや僕はもっと違う選手との試合が見たいです

試合後のインタビューで井上選手の次戦についてインタビュアーが聞いてまして、ESPNも全く同じでしたが井上選手はカシメロかウバーリ、ドネアの勝者と答えました。+IBFの指名戦。僕は正直あまりどれも見たいとは思えませんでした。特にカシメロ戦はゲスト解説の村田諒太さんも一押しで見たいといってましたが一番見たくないです。理由はいい方は悪いですが劣化ドネア戦みたいな感じになりそうだからです。カシメロ戦を見たいといってる人の多くはカシメロ戦手には一発があるからという理由と思います。(あとカシメロファンのフィリピン人の方々)ぶっちゃけそれだったらドネア選手も一発はありましたよね。しかもドネア選手はそれに加え強いフィジカルがあります。眼下底骨折をお合わせた左フックもフィジカルで井上選手に知被けたからなのが8割ぐらいありそう。カシメロ戦手もとてつもないパンチ力がありますが下の階級から上げてきてサイズもそれほどないカシメロ選手が井上選手に当てれるのかというと難しいですよね。逆にドネア選手のようなフィジカルもなくディフェンスがとてつもなくいいというわけでもないカシメロ選手の方がどうやって井上選手のジャブを被弾しないで済むのかわかりません。

まぁ強いて言うならVSウバーリ戦がこの中で選ぶなら見たいですかね。ただウバーリ選手とたたくにはウバーリ選手がドネア選手を倒さぬばなりません。ウバーリ選手は間違いなく実力者ですし僕は個人的にめっちゃ評価高いのですがちょっとドネア戦は靴いかなと予想しています。ポイントアウトしてもヤング選手のようにどこかで一発あったてしまって試合が終わりそうです。てかバンタムのドネア選手って明らか危険ですよね。戦った選手ケガしてる人多いですし。36分間ドネア選手をさばくのはきつそうです。

井上選手の理想の対戦相手は難しいのは承知でリゴンドー選手一択です。なぜなら井上選手はリゴンドー選手のような本当のアウトボクサーとやったことがないからです。このセリフは試合前のロドリゲス選手やマロニー選手も言ってましたが井上選手は適性のバンタムでまだどうしても試合数は少ないです(内容は濃いですが)井上選手がリゴンドーのようなディフェンスが上手く、マスタークラスのカウンターパンチャーからポイントを奪うのか見てみたいです。まぁPBCとトップランクって時点で実現可能性めっちゃ低いですけどね、、、、、