CRITICAL BOXING NEWS

ボクシング関連の話題をタイムリーで主観マシマシで意見します。

カネロを倒せるボクサーは? ライトヘビー級編~

前回に引き続き妥当カネロを考えていきます。前回はミドル、スパーミドル級の中でしたが今回はライトヘビー級です。ただライトヘビー級といってもカネロがここを制圧しようとするとは思えないのでとりあえずその階級の頂点の二人だけしか考えません。もしよろしければ前回のからご覧ください。

 

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175lbs→ライトヘビー級

168lbs→スーパーミドル級

160kbs→ミドル級

ライトヘビー級のカネロそこまで脅威じゃない?

カネロは2019年に当時のWBO王者のセルゲイ・コバレフ(かつてPFP2位まで行ったことがある)をKOで下し四階級王者となっています。明らかに階級差のあるコバレフをマットに沈めたことに驚いていたボクシングファンは多いと思います。ただカネロが175lbsで試合したのはこの試合のみでそれ以外では戦っていません。さらに付け加えると168lbs以下なんだけど175の選手(例えばべナビデス)のようなファイターともやっていません。そのためカネロがナチュラル175の選手と戦って前回のソーンダース戦のようにパワーのアドバンテージを持ったまま戦えるかは不明です。コバレフ戦はそもそも勝てること自体が凄いですがあの時のコバレフは直近でガス欠を起こしていてカネロの試合でも後半スタミナが切れていました。重量制限でおそらくベストなコンディションを作れず全盛期も過ぎているコバレフに対してフィニッシュするまではあんまり見栄えが良くなかったように見える。プレスはかけていてもコバレフのジャブがガードの隙間からちょくちょく刺さって、クリーンヒットは許さなかったけどポイントが取れずカネロらしくなかったです。勿論消耗させてKOで仕留めるのがカネロの戦術でたらればをいうつもりはないけれどいつもみたいにフルラウンドにわたって試合を支配して相手を圧倒することはあの時のコバレフ相手にも無理だということです。ただ決して勘違いしてほしくないのはカネロに落ち度があるってことじゃなくて適正階級ってものがあるので仕方ないんですよね。例えスキルが上質でも175の相手には168や160のファイター相手にできたことはできなくなる。1年以上も前の試合で今のカネロのパワーなら175の相手でも普通に戦えるのでは?という意見はわからんでもないが同じように戦うことは無理だと思う。というかカネロクラスのボクサーをもってしてもボクシングはそうあるべきなんですよ。じゃないと階級が破綻しちゃうので。ここ10年ぐらいのボクシングファンにありがちですけど皆パッキャオの存在をあてにしすぎている。あれは例外なので。


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結果はKOと判定ですけどどっちがよりいいパフォーマンスかでいえば一目瞭然だと思います。

ドミトリー・ビボル

まずはビボルですね。間違いなく175の選手の中では一番正当できれいなボクシングができる選手ですね。サイズもあって今まで名のある175の選手に完勝を続けていて妥当カネロに期待できますね。ただ相性が特別良いというわけでもないし、スキルでカネロに肉薄できているかといわれるとそこまででもないと思う。ディフェンスうまいんですけどちょっともらい方が毎回よくないのともう少しアンタッチャブル感が欲しい。ぶっちゃけアンドラ―デ以上にやる意味もやらなきゃいけない理由もないので多分試合は起きないと思いますが175のフィジカルと今までの実績込みで期待ですね。

アルツール・べテルビエフ

ちょっとビボルに関しては書くことが少なかったのですがこの選手には色々言いたいことがあるので長くなるかも。今まで挙げた選手の中で一番可能性があるのがこのべテルビエフですね。実際海外のボクシングファン含め多くの人がこのべテルビエフを妥当カネロにあげています。ただ人によっては不思議に思うかもしれない。なぜならべテルビエフは確かにKO率100%という魅力的な特徴はあるもののディフェンスに穴があって過去にダウンしている(もらい方が悪い)、そしてすでに36歳でいつ衰えが来るかもわからない。チャーロのようなハードパンチャーでも分が悪いのに何でべテルビエフだったら可能性が高いのか?おそらくここら辺でしょう。なんでか?それはべナビデスと同じ理由です。デカいから。さらに付け加えるとカネロにとってデカすぎるから。このデカいっていうのは決してパンチ力が強い(確かに階級が上がれば上がるほど相対的にパンチ力は上がるけども)とか身長が高いとかじゃなくてフィジカル的な意味でです。べテルビエフはライトヘビー級の選手ですが正直クルーザーでも普通に戦えますよね。王冠できるかどうかじゃなくてフィジカルのディスアドバンテージを背負ったまま戦う必要がないですよね。だっていくら約10年前とはいえウシク(クルーザーが適正)相手にあんな試合を作れる選手がナチュラルなライトヘビー級なわけないですよ。実際大きいライトヘビーのグボジークですらさばき切れずに沈むレベルですから。ここで考えてほしいのはもしカネロがべテルビエフとやるとしたらナチュラルで2~3階級離れている選手とやらなきゃいけないということです。いくらカネロの方がスキルが高くて優れているボクサーだとしても現実的に考えて無理でしょ。はっきり言って事故が起きてもおかしくない。36歳なのでいつ衰えが来てもおかしくないのはその通りだが今のところはその気配はないですよね。そりゃやるわけがない。100歩譲ってもし試合が実現するにしてもべテルビエフがコバレフぐらい落ちてからやるんじゃないですか?

総括

結論から言うと今回挙げた175はカネロに近しいスキルを持っているとは思えないし相性が特別いいとも思わないけど175という利点があるので妥当カネロはかなり期待できると思います。基本的に体格差のありすぎる試合ってくそつまんなんですよね。(例外のパッキャオは置いといて)マイキー・ガルシアとエロール・スペンスの試合とかくそつまんなかった。デービスとサンタクルスのやつもフィニッシュは豪快だったからみんな満足したかもしれないけど今まで130で試合したことのない選手(正確には130でタイトルマッチをやっているけど130で試合をしたことのない126の選手とやっただけ)を135でも通用するパワーを持った選手が豪快にぶっ飛ばそうと別に何も感じなかった。じゃあなんでカネロに関したは大きい選手ぶつけるのかというとそうしないとカネロ一驚時代が続きそうだからです。毎回圧勝見せつけられてもつまらんでしょう。カネロが凄いのはわかったのでハンデを背負ってどこまでできるのが見たい。というわけでべテルビエフvsカネロ早くやれ。